2013年4月10日

棕櫚と黒竹の山椒入れ

たわしはお好きですか? たわし、タワシ、束子…
みなさまの想像するたわしはどんなものでしょう。
私が使っていた身近なたわしは、靴を洗うもののみ。
硬くてゴワゴワであまりさわりたくない。
思い返すと、たわしとあまり仲の良くない人生を送ってきました。

そんな私とたわしの決定的な出会いは日本百貨店。
「たわしってこんなに可愛かったっけ?」と驚いたのが始まりでした。
日本百貨店でお取り扱いさせていただいているたわしは、
和歌山県野上谷産の棕櫚を使用した、
こだわりのたわしを作り続ける高田耕造商店さんのもの。
体や器にもお使いいただけるやさしいやさしいたわしです。
触ってみると、動物の毛のようなコシのあるやわらかさ!
一本も乱れず、まあるく整ったフォルムはやっぱり可愛いのです。

そんな高田さんのつくる新商品がこちら。

棕櫚と黒竹の山椒入れ

山椒とたわしに一体どんな関係があるんだろう?
しかもへんてこな形。上のたわしは飾りかな?

なにやら謎の多い新商品。
実は、和歌山県では昔から山椒と棕櫚を一緒に生産していたそうです。
生産数にほんいちを誇る和歌山の山椒と、にほんいちの最高級たわしをつくる高田耕造商店。
なるほど、納得の組み合わせですね。

高田さんが工場で味見した新鮮な山椒の風味に感銘をうけたことが、
山椒入れを作るきっかけとなったそう。

風味が命! の山椒は保存の際に密閉することが大切。
密閉するという点では、ポリエステルやプラスチックの方が適しているかもしれませんが、
棕櫚の素材のもつ「やさしさ」にこだわってきた高田さん。
なるべく自然のものでと、密閉性の高い竹を選びました。
使用する黒竹も和歌山産! こちらも原谷の黒竹としてにほんいちの生産量だそうです。

たわし2

続いて使い方。
頭にとりつけているたわし部分は使う時には栓を収納するために、
調味料の入れ替えの時の粉払いに、山椒が詰まった時に使うなど、
飾りだけではなくとっても優秀!

たわし3

実はこの小さなたわしも、ひとつひとつ手巻きで作られています。

将来はたわしになりたい! と語る高田さんの作る山椒入れには、
高田さんの熱い想いと、たわしの沢山の可能性がつまっています。

たわし4

今回ご紹介した商品は『日本百貨店オンラインストア』でお求めいただけます。

ごはん道具研究会

日本百貨店 全国から“日本のすぐれもの”を集める百貨店。御徒町・浅草・横浜などに店舗を構え、作り手と使い手の出会いの場としても注目されている。2013年、秋葉原のセレクトショップ「CHABARA」内に、食品専門館の「日本百貨店しょくひんかん」と「日本百貨店しょくどう」をオープン。